DRINK & EAT 飲食物の補給
長時間のトレランの場合、行動途中の補給が必要になります。
走るとカロリー消費が大きくなります。食料はきちんと持っていくようにしましょう
空腹感を覚えてからの補給では遅いんです。
食べたものがエネルギーに変わるまで空白の時間が生じてしまいます。
エネルギー源のグリコーゲン(糖分)がすっからかんに不足してしまう事も。
急激に血糖値が下がり、突然全身の力が抜けるいわゆる『ハンガーノック』になってしまい
行動停止状態に陥り、回復に時間がかかります。急激に疲労感、虚脱感に襲われ動けなくなるんです。
トレイルランでは、ハイキングのように盛大な昼食を行いません。
一度に食べ過ぎると身体の動きを一時的に妨げてしまうからです。
移動距離や運動量に応じた高カロリー食品などを主食とし、
30~60分ごとにちょこちょこエネルギー補充を行います。
レース時には、、、
吸収力が高く、即効でエネルギー源になる流動食系のジェルやサプリメント、
動きながら食べるバー状の補給食などが重宝します。
グリコーゲンリキッド・パワージェル(梅味)・カーボショッツ(各種)
これら3つはエネルギージェルになります。
強烈に甘~い糖質にデキストリンを使用していますので、
消化吸収に優れている上に血糖値が急激に上がらずに安定します。
持ち運びに便利なサイズ(15cm程度、40-50g)、
コンパクトなのに高カロリー(120~150kcal)というのがポイント。
だいたい¥250ぐらいします。神戸だとICI石井などのスポーツ専門店、
東京だとアートスポーツが種類豊富に扱っています。
味にクセがありベタベタしますので、レースで飲むなら事前の味見と慣れが必要。
普段のトレラン
近所のスーパーやコンビニで手軽に手に入る好みの食品を選ぶのが楽しいです。
なるべくかさばらず、必要な栄養をチャージできる行動食を捜しましょう。

コンビニ、スーパーで買えるゼリー飲料。ときどきいろいろ買って試しています。
おすすめはUCCの「快適習慣 朝のバナナラテ」。
お口の中でバナナの香りとUCC(上島珈琲)コーヒーの香りがしっかり両方します。
お子様っぽい味です。 個人的に普段の生活では欲しいと思いません。
しかし、ランニング中は甘いコーヒーがうれしい。 疲れた身体においしい。
そして粘度が低くサラッとしているので走りながらチューと飲みやすい。
効率的な栄養補給が短時間で可能な新感覚ラテです。
内容量:180g 172キロカロリー 希望小売価格:210円(税込み)

m&mチョコレート
表面のコーティングにより、熱で溶けにくい。日中の気温上昇でも安心。
さらに明治チョコベビーの容器に移し替えることで、さっと出してクイックで食べることができます。
たとえば、急な下り坂の連続で緊張を強いられる場面。
チョコレートの糖分を脳に注入するとボーとしていた意識がしゃきっと戻るんです。
飲料
汗をかくと水分とともにミネラル(塩分)が失われます。
脱水傾向になり パフォーマンスがガクッと低下します。
水分は充分に補給しなければいけません。
六甲山の場合、飲料の自動販売機やお手洗いなどの「水場」をしっかり把握していれば
あまり水の心配をする必要はありません。
しかし途中確実に水が確保できることがわからないコースでは、持参する水の量には余裕を持ってください。
持参の方法ですが、ペットボトルより、背中のパックからチューブで飲むハイドレーションシステムが便利。
ペットボトルは、中身が減ってくると中で水がジャブジャブ踊ってしまいますし、容器がかさばります。
水枕のようなビニール風船にスポーツドリンクや水をつめて、背負って走ります。
六甲山ではハイドレーション使用は気恥ずかしかったのですが、・・・
長時間の縦走や夏の暑いときにいつでもチューっとこまめに飲めるので手放せなくなりました。
私が使っているのは、「CAMELBAK OMEGA HYDROTANIUM 2.1㍑ 」
3年前にICI石井スポーツ三宮店で購入。当時4,900円でした。
普段使うトレラン用のザックに入れたかったので、サイズの相性で、これにしました。
当時は選択肢がなかったんです。
コンパクトなサイズですが六甲山には縦走の時でもこれで充分かな。