
ランニングコースに定住型ホームレス(王子公園)
公園や河川敷は路上生活者の居住地の定番です。
スポーツを通じての健全な人づくりを行政が行っている王子公園で放たれている負のオーラ! 真逆!
公共の場を不法占拠し、ブルーシートを設置して生活しておられる。
かれこれ1年近くになるのではないか。
野良猫を飼い、お友達を招きコミュニティ化しそうな気配を漂わせています。
近くにある公衆トイレは彼の生活空間の一部のようです。( なぜ市は退去させないのでしょう)
公園に住み着くのは道徳心に欠け、利己的な振る舞いだと思います。
アウトローが気になるのは、自分の中で認められないことを露骨に表現しているからに他ならないと思います。
協調性や平凡を良しとする社会的抑制に対するアンチテーゼなのでしょうか。
ホームレスになられたのはいろいろな事情がございましょう。
失業、リストラ、倒産、死別、家族崩壊、借金、アルコール、ギャンブルなど、
高齢や病気による就業困難といった個人的背景、さらには産業構造の変化や不況による社会的要因、
政治経済などの周辺環境を無視すべきではないでしょう。
神戸の場合、震災で仮設住宅での暮らしを余儀なくされた、という特殊事情もあるでしょう。
しかしながら、行政の「自立支援」( 住居の提供、雇用の創出、経済的な支援、偏見と差別の低減)が行われているにもかかわらず、王子公園に定住するホームレスには、結局本人に自立への意思がなく、好きで路上生活をしているのだという態度すら感じるんです。
西成・あいりん地区の人たちと違って、労働するつもりもなさそうだし。
旅人 、登山者の野宿に近いような。。。。野外で寝ることで普段見ることのない夜空を見上げたり、
風に吹かれ自然を体得したりすることで、心地よさや風流を満喫してるんじゃないか、
ライフスタイルの表明なのではないかと。
以前、六甲山腹にもホームレスが住み着いていました。
廃屋や山小屋等に無断で住み着くのではなく、ブルーシートのコミュニティーみたいなのを築いていたんですが、なんか悲愴感だけではない新しいライフスタイルの萌芽を感じました。(退去させられたみたいですが)
ダンボールハウス、ネットカフェ難民、高速のパーキングエリアにて車中泊で暮らす人・・・。
私は近い将来 「路上キャンパー」 的なスタイルのホームレスが街中に大量発生するのではないか、
・・・と危惧しております。
ドームテントにシュラフにアウトドアグッズを装備した(それはキャンプやろ)
みたいな突っ込みを入れたくなるような人たちが公園を占拠しだしたらどうするんだ!!
公園生活がお好きな人には、公園整備事業のお仕事を民間から低賃金で斡旋する、というのはどうでしょうか。
そんでもって賃貸住宅に入居できるよう行政にお願いしたいです。
王子公園は野宿禁止!
( 2009年3月末/その後、このホームレスさんは退去されたようです。)