山料理 / トレランクッキング
トレイルランニングの途中で野外料理を楽しんでみる。
普通はそんなことはしませんよね。
レースやタイムトライアルに挑戦しているアスリートは、行動食を持参し必要なエネルギーを補給します。
レクリエーション感覚の気軽なトレランの場合、六甲山中には食事できるスポットが点在しています。
・・・でも、野外で火を燃やして料理するって楽しいじゃないですか。
そこでハイキングやキャンプの料理とは一線を引く条件として
「少ない軽い装備で、手軽にできて、美味しい」という前提で考えてみました。
雑穀スープのレシピ
< 材料 >
雑穀/もちきびを基本として、キヌア・アマランサス・そばの実など。
きのこ類/ぶなしめじ、ぶなピー、エリンギ、椎茸、まいたけなど
野菜/白菜 ネギ 小松菜など
塩は食塩でも良いのですが、雑穀との相性から、岩塩やクレイジーソルトを使うと雑穀の味がグッと引き立ちます。
ベジタリアンでなければ、好みでミンチ肉やハムなどを入れても良いです。
夏場は腐りやすいので炒めて現地に持参。
主食とする場合は、麺を入れるとハラペコの人も満足。
淡白なスープにはケンミンのビーフンが相性が良いです。持ち運びも楽チン。
< 下ごしらえ >
もちきびは自宅か現地の調理場でさっと洗います。茶こしを使っています。
野菜類は切ってジップロックで密封。
< 調理 >
野外料理に適した場所を探します。
見通しの良い広場で適度に石、岩があり水場が近いことが条件。
市が原でバーベキューしている人、ファミリーキャンプ、団体さんをよく見かけます。
定番の野外宴会場になってしまっていますよね。
トレラン中の料理はパーティではありませんので、ひとけの少ない所でしましょう。
写真は長峰山のふもと、灘丸山公園から入っていった大石川の上流。
薪(マキ)を拾い集める。 落っこちている枯れ枝。
小枝→中枝→太枝が必要。 火つけは野生生活の基本行事。
ストーブ、コンロ、固形燃料、着火材、炭は使いません。 (軟弱ですし荷物になるので。)
かまどを作る。 風向きがキモ。
風上から適度に風下に火が通り抜ける位置に。
枯葉や小枝からくべて徐々に太い枝に燃え移らせます。
着火させるのは松の枝が良く燃えます。
片手鍋はアルミ製で軽量でうすっぺらい火の通りが良いものを持参。
雑穀をひたすら煮込み、順次きのこ → 野菜→その他を投入。
水はミネラルウォーターを使いました。
完成しました。もちきびがトロリと溶けるまで( 20分程度)煮込むと美味しい。
雑穀と塩だけの味付けに慣れていない人には、ヒガシマルスープの粉末で味付けしてあげます。
うどん・ラーメン・カレーうどんなど・・・・料理としては手抜きですが、あくまで味の調整用。
コンソメを使うのもありです。 薄味を嫌がる人にはブラックペッパーや七味でお好みの味に。
・・・・ていうか、調味料類をいろいろ用意するぐらいならば、
お家で料理して食事してりゃいいんですけどね。