六甲山マラソンPART-2 黒岩尾根

  六甲山マラソンPART-1(摩耶山)からつづきます。

摩耶山頂から豪快に尾根道を走って下山するルートです。

○看板P1120086.JPG 

 掬星台を出発。

 ○黒岩への看板P1120077.JPG
天狗道方面に少し進むと黒岩尾根への案内標識。1 黒岩尾根案内P1040267.JPG
黒岩尾根を経て市ヶ原まで4.5㎞の表示。( さっさと歩いて所要時間 1時間)
このルートを走ります。
2トリムP1040269.JPG
神戸市が作ったトリムコース。腹筋台や背伸ばしベンチなど・・・山の上のこの場所に何を考えて設置したのか興味深いです。 神戸市は「トリム運動」を推奨しスポーツ振興に力を入れていたんだと思われます。腹筋していきましょう。 
 2テラP1040270.JPG
山上に建て直された(新)天上寺が見える。
朽ちかけている元の寺は1976年に賽銭泥棒に放火された・・・という記述をネットで目にしますが、なんで放火したんやろ・・・・当時の詳しいソースに興味があります。
 ○かんばんP1120085.JPG
アドベンチャールート分岐 (地蔵谷方面)を過ぎると、道は小刻みなアップダウンの繰り返しに。 
摩耶山頂まで登った後の軽いトレランとしては調度いいかんじで走れます。
( 登ったり下ったりで地味にシンドイという意見もありますが)
谷間では道は木々に覆われ薄暗い林の中を走ります。 
 
尾根道に入ると左手に摩耶山頂が見えます。
○まやさんがみえているP1120088.JPG
トレランしていると「もうこんなに遠くまで走ってきたのか・・・」と思えますが
もし捻挫して足が動かなくなったらエスケイプが大変だ!と身が引き締ります。
 1 黒岩尾根P1040500.JPG
黒岩尾根や裏六甲ルートでのトレランは特に安全をこころがけてください。
1 黒岩尾根P1040498.JPG
ほどなくしてビューポイントに到着。
1 黒岩尾根P1040511.JPG
○くろいわおねP1120093.JPG
黒岩尾根から望む絶景。
1 黒岩尾根P1040506.JPG
明石海峡大橋~裏六甲を見渡せる広がる山々の豪快な景色。

 神戸の街は六甲山を越えるとその裏には山が連なっているのが実感できます。 

○尾根P1120095.JPG○尾根P1120094.JPG

黒岩尾根からのこの景色は長峰山や東お多福山の風景と並んで六甲ハイカーには人気スポットです。どこも車では来れない場所ですからね。

 1 黒岩尾根P1040290.JPG○尾根道P1120096.JPG1 黒岩尾根P1040281.JPGウリさん chara_imig02.gif    
古い石柱が立っています。ここが標高606メートル黒岩尾根のピーク。 
目印が少ないこのコースでは見落としてはいけません。
神戸市 標石.jpg
明治時代に神戸市と山田村(今の北区)の境界として立てられたものらしい。
「山田村」は、稲作農業の地として、神戸市とは差別化された由緒ある地名だったようですが今は山田町としてその名が残っています。「鈴蘭台」のあたりは昭和初期に神戸電鉄の経営の一環として宅地開発され軽井沢っぽいネーミングということで、スズランが採用され山田町と呼ばなくなったそうです。
 1 黒岩尾根 P1040504.JPG1 黒岩P1040272.JPG
中盤以降は急な下り、階段が続きます。
○おねみちP1120104.JPG
下りを走るテクニックを存分に生かせるエリアです。膝に負担が来ないよう全身をクッションにして忍者のように跳びましょう。
1 黒岩尾根P1040513.JPG1 黒岩尾根P1040508.JPG 
尾根道ですから滑落したら事故につながるような場所も一部あり、心拍が上がります。
木の枝につかまる場合もありますので手袋をしていた方が良いかもしれません。
 ○下るP1120087.JPG
本日のシューズはアシックスのゲルフジ。
摩耶山までのタイムトライアルの走りにはゲルフジは効果を発揮しましたが、黒岩尾根後半では脚の筋肉がくたびれてきて足元よれよれでコントロールしにくくなってきています。 
こういう時は安定性の高いしっかり系のシューズの方が姿勢を制御してくれるので身体の疲れをカバーしてくれて助けられることがあります。
 
一方でCWXのタイツが終盤、膝のブレをサポートしてくれて味方になってくれました。
cwx P1040283.JPG
登りではタイトなストレッチがちょっと腿をあげるのを邪魔している気がして、履いてきたのを後悔していたのですが、状況によって評価は変わるものです。
 ウリさん uri_img.gif
トエンティクロス-黒岩尾根-地蔵谷-天狗道にワイヤーが張られており工事用ケーブルクレーンを通している。
○クレーンP1120106.JPG
天狗道と学校林道の下あたりを工事しているよです。地盤改良や基礎土木の建設会社が施工されており、おそらく砂防・土石流の対策と思われます。
目印が少ないこのルートではここまで来たらほぼ黒岩尾根の終盤と思って良いです。
  ○工事看板P1120107.JPG           
最後に急な階段を一気に下ります。 これは登りだと辛いだろうな・・・などと考えながら下りますが、身体に負担をかけないようにスピードコントロールする必要がありますので結構疲れます。 
人の気配が無い寂しい黒岩尾根ですから、歌舞伎役者のように「いよーっ」 「おりゃさぁ」と声をあげて心を鼓舞します。
 1 黒岩尾根を下るP1040293.JPG1 黒岩尾根へP1040265.JPG
トレイルランニングコースとして、摩耶山頂から下ってくるのはオススメなのですが、注意点として晩秋~初春は一面落ち葉だらけで滑りやすくとても危険です。
 
枯葉は着地した際にズルズル滑ってしまうのです。地面と思って着地したら枯葉が厚く積もっており足がズボッとめりこんでしまうことも。
1 くろ岩尾根注意 警告P1040298.JPG
また黒岩尾根終盤急坂の階段は補強に鉄杭が打たれており、それが枯葉の下に隠れていることも(危)
1 くろ岩尾根から紅葉P1040301.JPG
平坦な合流路に出てきます。新神戸-トエンティクロス-森林植物園間をつなぐ主要路。
 
○ひといきかんばんP1120111.JPG
道がきれいに整備されており 黒岩尾根ルートはここで終了。整備された道にホッと一息。 
ここからはジョグでクールダウンしながら帰りましょう。
 
標識が立っている。市が原、新神戸方面へ。
 1 そして天狗道に看板P1040313.JPG1 そして天狗道に・・・・P1040314.JPG
天狗道への分岐。体力があり余っている人は再度摩耶山頂にトライしましょう。
 
1 新神戸へP1040316.JPG1 新神戸へP1040315.JPG1 くろ岩尾根看板P1040310.JPGイノシシ BIG BOARlink_img04.gif
 1 新神戸まで2.3きろP1040317.JPG
1 茶屋P1040319.JPG
市が原 桜茶屋で一息。布引貯水池(布引ダム)布引の滝、新神戸へ。1 貯水池P1040321.JPG1 貯水P1040322.JPG
目標タイムを記載しませんでしたが、黒岩尾根はハイキングコースとしては一般にはマイナーなので道の整備は行き届いておらず、タイムトライアルを推奨するのは危険だからです。
 
あえて目安までに書くと、 アスリートの方で、 摩耶山の掬星台~黒岩尾根~新神戸でがんばって走って、だいたい1時間ぐらいのタイムです。
 
六甲山マラソン全行程
王子公園→ 摩耶山→掬星台→黒岩尾根→市が原→新神戸
 
<全行程タイム目安>
アスリート→ 2時間以内
のんびりトレラン→3~4時間 (休憩含む)
ハイキング(歩・休憩含む)→5~6時間
 
プチ・アドベンチャー気分を満喫
筋力向上とバランス能力の改善に。