旧摩耶道
旧摩耶道=元摩耶道(もとまやみち)
里山の旧道をゆるりと走るショートコース
おすすめ度:
ルート :新神戸・雷声寺→旧摩耶道→青谷道→王子公園 ( 摩耶山史跡公園→掬星台)
山の裾を歩いたり走ったり。 手軽なトレイル体験。入門編です。
(誰でも行ける) おせっかいアクセス案内
新神戸駅
生田川を望む。
新幹線 新神戸駅2階 タクシーのロータリーから出て駅の線路沿いに東へ進みます。
小さな歩道橋を越えて、新幹線の線路の高架を渡ります。
歩道橋を線路沿いに進む。
2本高架がありどっちを渡ってもいいんですが、奥の こうじばしを渡る方が道をまちがえにくいです。
手前の高架を渡り、川沿いを直進すると雷声寺に行けません。(たぶん)
熊内6丁目付近。 熊内八幡宮と布引中学の間の階段を登ります。
プールとグランドを見おろす。
熊内幼稚園を左へ 住宅街を抜けて雷声寺へ。
雷声寺に到着。ここにジュースの自動販売機がありますので給水するならここで。
以降の山中にはしばらく水場がないのです。
雷声寺の石段を登りきったところに標識があります。
右手の仏像( お不動様?)の裏側が登山口です。
しばらくは木の階段の道を登ります。
初心者の方はのんびりウォーミングアップのつもりで、ここは歩きましょう。
摩耶山方面へ。この看板の表示、ちょっと間違えやすい。
旧摩耶道は山の中腹ルートですので見晴らしの良い景観は期待できないですが、
木々の間から山の眺めを垣間見る事が出来ます。
学校林道,東山尾根との分岐路。 旧摩耶道を経て摩耶山上方面へ。
青谷方面に降りる案内がありますが、ここで降りてはもったいない。
『行者茶屋を経て摩耶山』方面へ。
もうしばらくアップダウンの少ない旧摩耶道を楽しめます。
本日のシューズは、アシックスのゲルトレイルセンサー
写真は2009年モデル。 ( モデルチェンジのサイクルが早くて・・・・)
最近は重くもなく、軽くもなくバランスの良いトレランシューズが増えつつあります。
ゲルフジにクッション性を加えたようなタイプ。
ゲルフジよりも底が厚く柔らかいので、スピードを出して走る感じではないですが、
ゲルトラブーコやモントレイルのコンチネンタルディバイドほどガッチリ重い硬いつくりではない。
中間の位置づけかなと思います。
そういえばモントレイルのトレイルランニングシューズもコンチネンタルディバイドの後継モデルとして2009年登場した「マウンテンマゾヒスト」が重くもなく軽くもなくバランスの良いシューズとして評判良いですよね。
このトレイルセンサーは靴底にバネのようなプレートが挿入されており、不整地での石や岩のつきあげ感がまったくありません。 クッションはソフトでフワフワしています。
そして底が分割されており足の関節に沿って曲がりやすく設計されています。自然道の凸凹から受けるストレスを吸収してくれるサスペンションのような感じ。足入れの良さと履きやすさも抜群。
かかともソフトに包み込まれています。
アシックスの技術はシューズの中では抜きん出ていますよね。
車で言うと最近の日本車(ホンダのフィット)みたいによくできているなぁ・・・と思う一方で、ベンツみたいなドイツ車のようなしっかり感、ドッシリガッチリした安定感が好みの人には頼りなく感じるかも。
下り坂を走ることになりますが路面は部分的に舗装されていますのでクッションの良いシューズを推奨。
本日のシューズ、アシックスのゲルトレイルセンサー。
クッションは抜群ですが下り坂を攻める時には安定性も必要になります。
適度にソールが硬いほうがコントロールが効きやすいので柔らか過ぎてもダメ。
このシューズはちょっとスピードを出して走るトレランで、ソールが薄すぎず・厚すぎず 脚に負担が少ない・・・ 尾根道をバーッと走る分には何の不満も感じませんでした。
つづら折の舗装路を元気に走ります。
初心者の人は無理しないでね。
結構足に負担がきて膝ガクガクにならないよう注意。
青谷道の登山道入り口近辺は、このコースで唯一見晴らしの開けた景観の良い場所です。
どんどん街へ降りていく。
王子公園に到着です。
新神戸からゆっくりのんびりで約1時間。走り足りないなら王子公園を走りましょう。
阪急電車 神戸線 王子公園駅です。
旧摩耶道=元摩耶道(もとまやみち)
旧摩耶道はその昔、明治時代は旧摩耶天上寺への布引方面からの参詣道だったそうです。
人通りがとだえ荒れ果てた道を昭和40年代に登山団体の方々がハイキングコースとして復旧作業された、、、との記述がネットや書籍上にあります。
他にも森林治山事業、砂防工事や市民団体による整備がはかられており、たいへんなご苦労が偲ばれます。 トレイルランする人は走り回って道を荒らさないように気をつけましょう。
このたびの東北地方太平洋沖地震により被害に遭われた皆様には、心よりお見舞い申し上げます。
被災された皆様の安全と一日も早い復興をお祈りいたします。
さて、神戸も1995年の阪神淡路大震災という都市直下型の地震被害に見舞われました。そして我々が生まれる以前の昔、1938年には阪神大水害という神戸市及び阪神地区自然災害が起こっています。
これは六甲山南側地域が大雨による河川流域の決壊、浸水、土石流など。
神戸は津波に襲われる危険は三陸地方と比べ低いと思われますが、その地形から危惧すべきは、雨による水害と六甲山系の土砂災害です。神戸に暮らす人たちは土砂災害防止のための植林や、災害に強い森林を作るための継続した地道な努力がのぞまれています。。
神戸市では六甲山系から都市部への落石、砂防、水害対策の一環で「 背山散策路 」という平坦な山道が、設けられています。
例えば北野道( 北野~布引) や高羽道(渦が森~御影) です。旧摩耶道も含めて、山の中の道が一本に繋がれば、とても素敵ですね。
日本でトレイルランニングが盛り上がらない原因のひとつが、山の地形が急峻で登坂中心の道造りにあると言われています。
街の整備と健康・福祉にトレイルラン、里山ハイキングを推奨したいものです。
このような市民運動を興せないか、神戸市で計画、推進していただくには
どのようにアプローチをしたらいいかを考え中。。
六甲山系に”走れるロングトレイルのルート"があると盛り上がりますね。
( 背山散策路・北野道が旧摩耶道を経て岡本あたりまで繋がると
いいかも! )